9月19日の喫茶いばしょ、小島幹夫さんのこと
お久しぶりです。9月の営業報告です。
この日の音楽ライブで、とても大きな報告をさせていただきました。
優しい笑顔が印象的で、喫茶いばしょの名物スタッフだった、小島幹夫さん。
2021年8月、天国へ旅立たれました。
私が小島さんに出会ったのは2019年の11月。
若年性アルツハイマー型認知症を発症していた小島さんは、ハローワークに毎日通っていました。
毎日通うので、時々仕事を紹介してもらえるのだけれど、面接の日を忘れてしまったり、仕事の日を忘れてしまったりするので、なかなか一つの仕事が続きません。
そんな小島さんは「働きたい」と言いました。
どうしてそんなに働きたいのかと尋ねてみたことがあります。
小島さんは照れた笑顔で答えてくれました。
「妻にばかり働かせて申し訳ないですから」
喫茶いばしょは
“小島さんが働ける場所をつくりたい”
そこから始まりました。
まだまだこれからも小島さんと一緒に働けると思っていました。
あまりにも突然すぎるお別れでした。
小島さんに思うことはありすぎて、言葉ではまだうまくまとめられません。
そこで音楽の力を借りました。
セットリストはこちら
1.「恋はみずいろ」♪André Charles Jean Popp♪1967年
2.「川の流れのように」♪美空ひばり♪1989年
〜小島幹夫さんに捧げて〜
3.「Hello, my friend」♪松任谷由実♪1994年
4.「Lemon」♪米津玄師♪2018年
5.「マイ・ウェイ」♪フランク・シナトラ♪1969年
6.「ひこうき雲」♪荒井由実♪1973年
7.「ル・ローヌ」♪服部克久♪1988年
8.「鬼殺隊 -OST ver.-」♪椎名豪♪2021年
小島さんから連想される曲は、川や雲などを題材にした曲が多かったです。
“誰でも気軽に立ち寄れる。
そこに行くとなんだかほっとした気分になる。
認知症になっても働ける。
そんな「居場所」があったら
いつまでも住み慣れた町で暮らしていけるんじゃないかなぁ。”
小島さんの想いの分も、私たちは前に進んでいきたいと思います。
小島さんのことは、また時々書こうと思います。
小島幹夫さんのご冥福をお祈りいたします。